2週間ほど前から、エグザンティアの乗り味がいつもと微妙に違うと感じるようになった。
段差を乗り越えるとき、以前感じたふわっとした動きではなく、トトンとリアがわずかに跳ねるような感触がお尻に伝わるのである。
それから、毎日駐車場の前を通って通勤しているのだが、心なし車高が下がっている。リアタイアは普段はタイヤ上部ぎりぎりまで見えているのが、ほんの少しホイールハウスに隠れてしまっているのである。
さらに、車庫入れで切り返していると、パワステがちょっとだけ重い。
しかし、どれも微妙な変化なので、単に気にしすぎなのだろうと放っておいた。
一方で、クランクプーリー交換後も、例のキュルキュル音は消えることはなかったので、しばしばボンネットを開けてはベルトの様子をうかがっていた。
すると、偶然にも、ベルトのすぐ脇にあるネジにオイルの滲んでいるのを発見した。
ここは何のパーツだろうか、、、と思いつつ紙でぬぐうと、緑色のオイルが付着する。
ああ、これがLHMか。そして、これが噂のハイドロのオイル漏れというやつなのか。
調べてみると、ハイポンプというパーツらしく、ここからよく漏れるという報告も多い。幸いにして地面に落ちるほど漏れてはいないので、軽症なのだろうか。
これまでの乗り味の微妙な変化と、このオイル滲みを結び付けて、ようやく合点がいった。そして、ショックというよりも、妙な納得感が先に心に浮かんできた。
ハイドロの乗り味なんて、そんなにわからないと思っていたのだが、意外に体は覚えているもんだと。
アイドリング状態で車高を最大にして、ボンネット内のオイルゲージを見てみると、やっぱり最低ラインよりも下に来てしまっている。
お守り代わりに買ったきり、しばらく使うことはないと思っていたLHMだが、どうやら補充しなければいけないらしい。
しかし、補充の仕方に自信はないので、とりあえず甘木さんに聞いてみることにした。