ムルティプラの消息についての話

去年の6月にレッカーされていらい消息を絶っているムルティプラであるが、年が明けても戻ってくる気配は一向にない。

いつも入庫で満杯のお店だから、過去の経験からして3か月は整備の順番を待つ必要があるだろう・・・と予測し、車体を見てもらえるのは9月の下旬、そしてその一か月後くらいには何かしらの動きがあるはず。。

そう信じて待っていたのだが、まったく音沙汰なしなので、まずは10月末にこちらからお店に連絡をしてみた。

すると

「どうもスロットルが怪しいので、部品を取り寄せているところなんですが、まだ入荷待ちでして…」という返答である。

スロットル。それはさかのぼること2年前にebayで取り寄せて自分で交換しているではないか。

「スロットル交換してありますよね?いつ頃のことでしょうか」

周りと比べると明らかにきれいな部品がくっ付いているのだから、相手もそれに気が付かないはずはない。

「一応、2年くらい前に自分で取り寄せて交換しているんですが。。」

「2年かあ、、早いよなあ。。。」

と首をかしげているような返答であった。

新品を購入したはずなのに、確かに不具合が出るには早すぎる。

届いたパーツが不良品だったのか、はたまた向こうの見当違いなのか。

こんなことなら、交換したスロットルを捨てないで取っておけば良かったと、後悔しつつ、いったん電話を切って、次の連絡を待つことにした。

 

ところが、それから1か月たっても、まったく音沙汰がない。

まあしかし、人気のお店で次から次へと入庫が続いているのだから、こんなクルマのトラブルに時間ばかり割いているわけにもいかないだろう。

でも待てよ。時間が割けないということは、このままいくら待っても問題は解決しないのではないだろうか。。常に後回しにされていたら、いつまでたっても戻ってこない。。。そんな不安がよぎりだす。

私もこの期間、ただ指をくわえて待っていたわけではなく、自分なりにエンスト問題についてネットの情報を集めており、原因としては、ムルティプラトラブルの王道の燃料ポンプか、もしくはMAPセンサーあたりが怪しいのではないかという見解を持っていた。

もし何も進展がないようなら、お店から引き取って、自力でこの2つのパーツを交換するしかない。

そんな決意をもって、2023年の年末、レッカーからちょうど半年を迎える12月20日頃に再び連絡を取ってみた。

すると

「スロットルを替えて、エンジンはかかるようになったんですよ」

なんと、少し進展があったではないか。

「ただ、走っていると途中でエンスト症状が出るので、その原因を探っているところでして。」

走れるようになったと聞いて、考えは一転、もう少しお店に預けておこうという気になった。

しかし、、、それからまた一か月たち、1月の下旬にさしかかろうとしているが、やはり何の音沙汰はない。

ついにレッカーから7か月経ってしまった。最初はいつ戻ってくるかね、なんて言っていた家族も、もう存在すら忘れてしまったのか、まったく話題に出すこともない。

 

私だって走らなくても良いムルティプラのレストアを楽しんでいるわけでもなく、車庫の飾りとして趣味で所有しているわけでもない。

 

やっぱり走らなければ意味はないし、その目的を果たせないのであれば、もったいないけど手放すことも必要ではないかと思い始めている。

 

ただ、自分で気になっている燃料ポンプとMAPセンサーは取り換えて、それでダメなら納得してあきらめようと思っているのだが、今はとにかく寒いので、とりあえずもう少し暖かくなるまでは、お店に預けて進展を待とうと思う。

自動車税の更新が近づいてきたあたりがリミットではないかと考えている。