ずいぶん前から気になっていたのであるが、アクセルを踏み込むとダッシュボードの裏側からビリビリというか、ビビビッというような音がする。
けっこう大きな音なので、気になって仕方がないが、毎回音が出るわけではないので、放っておいたのである。
先の12か月点検で、甘木さんにそのことを伝えると、当たり前のように時計の脇の格子窓を指さして、
「ここの後ろに温度センサーがあって、そこのファンから音が出るんだよ」
と教えてくれた。
教えてくれたのはいいのだが、仕方がないみたいな顔をして、対処法までは教えてくれず、治すとも言ってこない。これは我慢しろ言うことだろうか。
情報源として頼りにしている海外の掲示板でも、我慢しろというような結論で終わっている。
Xantia - temperature air con sensor - French Car Forum
ファンが回っているなら、止めてしまえばいいのではないかと思い、中を覗いてみることにした。ウッドパネルを外すのは、ちょっと面倒そうなので、オーディオを外して配線を手繰ると、左側の白いコネクタがちょうど格子窓の後ろから出ている。
これを外せば温度センサーも無効になるだろう。簡単じゃないか。
しかし、そう簡単には済ませてもらえなかった。
やっぱりアクセルを踏むたびに、例のビビリ音のようなノイズが、運転中の身を不快な気分にさせる。
ハイドロは最高の乗り心地で癒されるというのは、まあ嘘でもないが、本当でもない。。。こんな音を聞かされて続ければ、気が休まるわけがないのである。
あの白いコネクタだが、またオーディオ外して、元に戻すのも面倒なので、そのまま放ってあるが、いまのところは問題はない。
中を開いたおまけで、エアコンの外気導入と内気循環の切り替えレバーが中途半端にしか動かないのが気になっていたので、下側ものぞいてみると、なんと、切り替えレバーの先のワイヤーが歪んでしまっていた。
ペンチでまっすぐにしようと試みるが、まったく戻らないので、これはこのままフタをしてしまった。
ワイヤーが奥まで入ると内気循環に切り替わる仕組みのようだが、曲がっているので完全に奥までは入らない。きっとこのクルマはずっと外気導入で走っているのであろう。