エグザンティアのオーディオの不具合をどうにかしようとした話(3回目)

このところ、エグザンティアの運転席側のフロントスピーカーから、まったく音が出なくなっていることに気が付いた。

以前からオーディオの調子が悪いことは認識していたのだが、それでも音が出たり出なかったりを繰り返していたので、だましだまし使っていたのだが、とうとう右側は、うんともすんとも言わなくなってしまった。

さすがにまったく音が出ないのは嫌なので、今度こそ修理してやろうと決意を固め、以前から疑わしき原因のハーネス交換に再び挑むことにする。

過去にAmazonで中国から取り寄せたSony用のISOハーネスは、配線の順番が違っていて使い物にならなかったので、今度はebayで、エグザンティアに対応していると書いてあるハーネスを取り寄せた。

これで問題ないだろう、、と思いきや、届いた現物を見て愕然とした。

配線の位置は正しいのだが、本体につなぐコネクタのサイズが違う。。。

反対側の配線の位置ばかり画像で確認していたので、肝心のコネクタの形状を見落としてしまったのだ。

なんたる凡ミス。またもやハーネスをゴミにしなければならないのか。。

おのれの愚かさを痛感しながら、使い物にならない2本のハーネスを眺めているうちに、ふと思いついた。

最初のハーネスは、車内への接続コネクタがダメだった。

今度のハーネスは、オーディオ側の接続コネクタがダメである。

片方ずつが使いものにならないのだから、それぞれ半分に切ってつなげれば良いじゃないか!

 

これ名案とばかりに、さっそく配線コードをつなぎ直す作業に入る。

10本以上の配線をつなぎ直すのは、途中で投げ出したくなるくらい面倒だったが、ハーネスを無駄にしないために、なんとか完成させる。

 

こんなことをしているうちに、もう深夜になっていたが、せっかく作ったハーネスを交換したく、ライト片手にエグザンティアに向かったのである。

 

オーディオは何度も取り外しているので、暗かろうが問題ない。

手際よく取り外し、ハーネスを取り換えて、キーをACCにしてみるが、うんともすんとも言わない。

 

なにかがおかしいぞ。。。オーディオが反応しないだけじゃなさそうだ。。

 

キーを回してエンジンをかけようとしてみるが、セルがまわるだけで、エンジンがかからなくなってしまったのだ。

 

ライトもつくので、バッテリーが上がったわけではない、、、

深夜にクルマを不動にしてしまった状況に、一瞬頭がパニックに陥ってしまう。

 

だんだんと冷静になるにつれ、原因ははっきりしてきた。

作業前にバッテリー端子を外さなかったのである。

これまでもハーネスの取り外しくらいではバッテリー端子なんか外さなかったし、それでまったく問題なんか起きなかったので、油断していた。

今回は新しいハーネスを取り付けた後に、一か所だけ分岐を忘れていたので、コネクタを接続したまま分岐を取ってしまったのである。

 

こんな初歩的なミスで、車を動かなくしてしまうなんて、、自分の馬鹿さ加減に嫌気がさす。

 

どこか配線がショートしていたら、一大事である。

「なんとかヒューズ切れで済んでいてくれ」と祈りながら、ボックスを開けて、怪しいところを一つずつチェックしていくと・・・

25番が切れていた。

調べてみると、やはりオーディオ関連のヒューズのようだ。

 

予備のヒューズと交換し、セルを回すと、無事にエンジンがかかった!

大事にならずに本当に良かった。。安堵感から、どっと疲れが出た。

もうオーディオの不具合なんか、どうでも良い。この次にしよう。

 

こんな小さな部品一つで不動になるなんて、、、
ヒューズ侮るべからずと、身に染みる夜であった。