この夏のエグザンティアの話

ムルティプラがレッカーされてから2か月が経とうとしているが、音沙汰はまったくない。

それもそのはず、忙しい中、急に頼み込んで入庫させてもらったので、順番が回ってくるまで相当時間はかかるだろうと予想はしていたのだから、なにも驚くことではない。

そういえば去年の夏もムルティプラは、整備に出していて不在だった。

とても人気があるお店なのだから仕方ないが、しかし、こう毎回入庫のたびに時間がかかってしまうとなると、もう少し早く順番が回ってくるお店を探したほうが良いのではないかと考えてしまう。。だが、それはまた戻ってきてからの話である。

というわけで、ムルティプラ不在の間は、エグザンティアがその穴を埋めるべく、今年の夏も大活躍であった。

 

毎日続く猛暑の中、昼間に車内の温度計に目をやると、なんと46℃を記録している。

こんな過酷な環境で走らせるのは申し訳ないと思いつつ、心の中で「がんばれ!」応援しながら、ハンドルを握っている。

そんな心の声が届いているのか、エグザンティアもそれに応えるべく、途中で音を上げて停まることなく、毎回無事に家まで送り届けてくれるのであった。

 

ただ、ここまで暑いとエアコンはもう雀の涙ほどしか効かなくなる。

家族3人で乗っている分には、多少涼しさを感じるが、祖父母を乗せて5人満載で移動したときなどは、完全に人いきれに負けてしまっていた。

それでも無いよりははるかにマシなのだから、少しくらい冷えなくたって、文句など言ってはいけない

 

それから、この暑さが原因なのかはわからないが、最近またAL4のショックが大きくなってきたのである。

加速時は問題ないのだが、減速時に一速まで落ち切らずに、停まってしばらくすると、「ガクン」と激しい衝撃が走る。

ただこれも、比較的涼しい夜の時間帯でも発生するので、暑さだけが原因ではないのかもしれない。

4年前にATオイルを交換しているのだが、また交換の時期に来ているのかもしれない。

9月には、車検で入庫する予定なので、そのときにでも相談しようと思っている。

 

そして、これまた酷暑の青空駐車が原因だろうが、ボンネットの塗装の劣化が進行してきて、無残にも剥げが目立ってきている。

なんとかしてやりたいのは山々なのだが、再塗装するお金もなければ、屋内駐車場に止められるような恵まれた環境でもない。

 

外見も中の機関も、それなりに劣化してきてはいるのだが、やっぱり外から見ればカッコよくて、中に入れば最高の乗り心地だし、まだまだ長距離移動でも信頼して出かけることができるとなると、他に代えがたい車だなあと思うのであった。