ムルティプラの不具合について、もう一度相談してみようとした話

以前も書いたように、このムルティプラは納車直後から、気になるところがいくつかあった。

  • コールドスタートでの始動が良くない。
    →クランキングが長めだが、エンジンがかからないわけではないので、経過観察中
  • アイドリングが不調で、上がったり下がったりする。
    →バッテリーとプラグ交換で少し収まった
  • 水温計の目盛りが普段は4なのに、たまに5を示すときがある。
    →真夏でもオーバーヒートする気配はなかったので、経過観察中
  • 左後ろのドアを開くときに、カタンと音がする。
    →ドアチェッカーという部品を交換すれば治りそうだが、ebayで取り寄せても7000円くらいするので、後回し
  • 始動後にベルトあたりからカタカタと音がする。しばらく走ると音がしなくなる。

これらに加えて、最近では、1速と3速のギアの入りがあまり良くないときがある。

そもそも納車時からクラッチがやたら重く、「こんなもんですかね?」と尋ねると、「こんなもんでしょう」と言うので、そのまま乗り続けているのだが、本当に「こんなもんなのか」信用はしていない。

ベルトのカタカタ音も収まる気配がないので、やっぱりどこか信頼できるお店に診てもらいたいと考えていた。

一番気になっているのは、イタリア車を専門にしているS店である。しかし、ここはウェブサイトを見る限り、アルファとアバルトを中心に扱っているお店である。こんなぼろいムルティプラなんか相手にしてもらえないかもしれないが、ダメもとで電話をかけてみる。

フィアットムルティプラの整備をお願いできますでしょうか?」

ムルティプラですか、、実はうちでは見たことないんですよねえ。。それに現在整備が40台待ちで、最短でも1か月後の入庫になってしまうんです。。」

40台待ちとは物凄い数である。それだけ信頼されているお店なのだろう。ならば、わざわざ初めて見るムルティプラなんか、相手にしている暇はないだろう。あきらめて電話を切ろうとしたとき、

「ちなみにどんな症状でしょうか」とお店の人が話を続けてくれたのである。

とりあえず早急に見てもらいたい、ベルトからのカタカタ音とクラッチのことを伝えると。

「そうですか、、、納車から2か月だと、購入したお店に連絡して、見てもらうのがいいのではないでしょうか」と返事が返ってくる。

そうしたいのは、こちらも山々である。ただ、事情が複雑で、信頼はして購入したのですが、ふたを開けてみれば、あまりイタリア車の経験のない外注に出されて、、云々と説明をすると、相手も不憫におもったのか、

「わかりました。では、その症状がどんなものか、30分ほど時間をもらって見てみましょう。そのうえで、一か月待ちで、うちで整備しても大丈夫な状態なのか、早急にすぐ整備してもらえるお店を探して、対処すべき問題なのか、判断します。今週は来られる日はありますか?」

なんとありがたい言葉であろうか。こんなに忙しいのに、時間を作って見てもらえるなんて。しかも夜の19時までに行けば受け付けてもらえるので、仕事のあとでも都合が付けやすい。

さっそく2日後に予約をして、お店に向かったのであった。