ムルティプラの部品は自分で取り寄せることにした話

話を2ヶ月ほど前にさかのぼることになるが、今回のムルティプラ再整備のメニューは以下の4点で、あとは実際に触ってみて、気になるところがあれば、適宜対応してもらうということで決まった。

まずは部品の手配をしてもらい、納期のめどが立ってから入庫日の予約をする流れで、だいたい一週間くらいで状況を連絡をしてくれると言われていた。

しかし、一週間待っても、連絡は来なかった。

まあ、こういうものは、一週間とは言っても、たいてい二週間はかかるものである。そこで、もう一週間待ってみたのだが、まだ連絡は来なかった。

お店の人は、ムルティプラの整備は初めてだと言ってたし、慣れない部品を発注するのに手間取っているのかもしれない。

と、自分に言い聞かせ、気長にもう一週間待つことにしたのだが、またしても連絡は来なかった。

これは嫌な予感がする。そう思って、こちらからお店に電話してみると

「あっ!すみません。週明けに一度部品屋さんに聞いてみたのですが、その後追いかけるのを忘れてしまって。」

やっぱり忘れられていた。

お店で話をしていたときに、さばききれないほど入庫が殺到していると言っていたので、こうなる可能性もゼロではないだろうと予測はしていた。

「もう一度手配をかけますので」

と言ってくれたのであるが、不安は完全には拭い去れなかった。

そもそも私にとっては、たった1台のクルマであるが、お店にとっては41番目のクルマである。整備しながら同時に部品の手配もするのだから、後になるほど忘れられても、まったく不思議なことではない。

しかし、こちらとて、甘んじて忘れられ続けるわけにもいかないのだから、こうなったら自分で動くしかないだろう。

そう思うやいなや、もう一度電話をかけ直し

「整備でお忙しい中、手を煩わせるのも申し訳ないので、こちらで部品を手配してみようと思うのですが・・・」

と切り出した。

お店としては、それでも問題ないということだったので、さっそく部品を取り寄せることにしたのである。