思い返せば6月末、1年点検の予約をして、ムルティプラをお店に連れて行った。
このチャンスを逃すまいと、これまで溜め込んだ不具合も一緒に解決してもらおうと考えて、以下の点を依頼したのであった。
減速時のエンスト問題
→Fiat Forumでの書き込みから、クランク角センサーが原因と断定。ebayで取り寄せた持ち込み部品で交換
冬場の高速でのオーバークール問題
→サーモスタット/水温センサー交換、楽天で取り寄せた部品を持ち込み
スピードメーターが動かない
→メーター本体か、スピードセンサーか判断できなかったので、お店で調べてもらうことに
エンジン警告灯の点灯
→原因はよくわからないが、ebayでクランク角センサーのついでに、O2センサーも購入していたので、必要ならば交換
前回整備を担当してくれた人は、すでにお店を去ってしまったので、今回から新しい方が担当してくれる。もちろんムルティプラは、はじめて触るという。
相手は単なる1年点検だと思っていたようなのであるが、ところがどっこい、説明しているこちらも恥ずかしくなるくらいの不具合を出していくと、最後の方は少々呆れ気味に頷いていた。
しかしながら「これは時間かかっちゃいますね」と言いながらも、快く引き受けてくれたのであった。
1か月くらいで終わるかなと思って待っていたところ、予想通り7月末頃になって、一度連絡がきた。
お店の人の説明では、スピードメーター以外の依頼作業は完了したのだが、メーターは、まず本体が怪しいので、本体を取り寄せて交換しても問題ないかという確認であった。
こちらはそれで問題ないと返答したのだが、お店の人が最後に発した言葉が気にかかってしまった。
「これってメーターのウィンカーランプも壊れてますかね?右に入れても左に入れてもハザードみたいに両側が点灯しちゃうので」
そうなのである。普通はメーターパネルのウィンカーというものは、進行方向にだけ点滅するものだと思っていたのだが、このムルティプラは、ウィンカーを出すと、ハザードみたいに両側が点滅するのである。
これについては、一番最初に乗っていたときから気が付いていたのだが、外に出て実際のウィンカーランプを見てみると、きちんと進行方向に片方ずつ点滅しているので、メーターパネルの点滅は、そんなものだろうと思っていたのである。
ところが、改めて第三者から指摘されると、やっぱりおかしい。
これはメーターパネルの故障なのだろうか。。。
電話を切った後に、YouTubeでムルティプラの走行動画を片っ端から見ていると、海外の動画で、ウィンカーを出すと、パネル内で矢印の両側が点滅しているシーンを見つけた。
良かった。やはりこれは仕様なんだろう。
この発見を、お店の人にも教えてあげたほうが良いだろうか。。。
でも相手はイタリア車整備のプロなのだから、わざわざそこまで伝えることもないだろう。
そう思って、そのまま放っておき、次の連絡を待つことにしたのである。