エグザンティアとムルティプラで迷った末の話

実はエグザンティアを購入する際にも、ムルティプラはC4ピカソと並び、候補の一つとして浮上していたことがあったのだが、当時の私には、そこそこ旧い車を維持した経験もなければ、安心してフィアットの整備を任せられるようなお店も知らなかったので、すぐに候補から消えてしまった。

しかし、エグザンティアで多少経験を積んだ今なら、ムルティプラも所有できるのではないか。ネットの評判を見ると、すぐに壊れたという声もあれば、ずっと大事に維持し続けている人もいる。

これはエグザンティアだって同じことで、要は最初に購入したお店の力量と、その後の自分の扱い方しだいで、どっちにも転ぶものであろう。

問題はエグザンティアから乗り換えるのかどうかである。

エグザンティアだって(キュルキュル音はしているものの)、まだまだ走れるし、ここで手放すのはもったいない。

エグザンティアムルティプラ。乗車したを者を目的地まで楽しく快適に移動させるという面では、けっこう似ている。

一方で端正なスタイルのエグザンティアと、ずんぐりむっくりで愛嬌のあるムルティプラではまったく正反対である。

そして、どちらにも共通しているのは、替えのきかないクルマであるということ。

これをどちらかに絞るのは至難の業である。ならばいっそのこと、2台とも所有してから結論を出せばいいのではないだろうか・・・

細君も「どうせ最近はクルマが趣味なんだから、いいんじゃない」とあっさりOKを出す。

懸念だった駐車場も、少し遠いが相場よりもだいぶ安い月極が見つかってしまう。

まるで見えない力で引っ張られてるようである。ならば引っ張られた先まで行ってみよう。

あとは良い個体に出会えるかどうか・・・