エグザンティアの異音を撲滅できた話

ダッシュボードからの異音を撲滅しようと試みたものの、失敗してしまった話はすでに報告しているが、やはりうるさいのでもう一度原因を探ることにする。

そもそも、温度センサーのファンばかりに気を取られていたが、ほかの個所も怪しいのではないかと考えて、まずはオーディオを外した状態で走ってみる。

 

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何度もオーディオを外しているうちに気が付いたのだが、フロント左のスピーカーから時たま音が出なくなる原因は、デッキ背面のコネクターから出ているケーブルの接触不良のようである。ケーブルの位置を調整してはめ込めば、ばっちりと音が出る。思わぬ収穫があった。

 さて、調査のために走り始めても、いきなり「ビリビリ」と音はしない。ところが、しばらく走っていると空っぽのオーディオスペースから「ジージー」と、微かな音に気が付いた。

耳を近づけると、ちょうど温度センサーの窓の下から聞こえてくるので、これが噂の温度センサーの異音ではないだろうか。先日外した白いコネクターは再度装着しているので、センサーのファンが回りだしたのである。

このクルマの異音はもっと騒がしい「ビリビリ」という音である。ということは、原因はやはり別の場所にあったのだ。

すると、ようやく気が付いたかと言わんばかりに、車内に例の異音が響きだした。

「ビリビリ」「ビビビッ」と室内に反響するので、走りながらの調査では、どこから鳴るのか見当をつけるのは難しい。

そういえば、この音が出るのはアクセルを踏み込んだ時だけで、信号待ちなどでアイドリング状態の時には消えてしまうはずだ。

ならば、いったん停止してアクセルを空ぶかししてみる。

すると音が鳴る。

これならじっくりと音の発生源を突き止めることができる。

そして見つけたのがここである。

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なんと、ダッシュボードではなく、ルームミラーの付け根のプラスチック部分から鳴っていたのだ。

ここを手でグイっと押し込んだら、嘘のように音はやんでしまった。

 

静かになったエグザンティアの車内はすこぶる快適である。

ドライブに行きたいとせがむ息子を乗せ、紅葉が見ごろを迎えていた外苑前のイチョウ並木にクルマを停めて、焼き芋を食べた。

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