エニカを借りてみた話

さて、エニカの指南サイトなどを見てみると、初めての者はいきなり予約リクエストを送るより、まず問い合わせをしたほうが良いと書いてあったので、日程とチャイルドシートを2台借りたい旨を書いて送ってみた。

すると、オーナーからは30分くらいで返答が来た。

「日程は問題ありません。チャイルドシートは汚くなってしまったので捨てました。ジュニアシートなら1台用意できます。予約リクエストを送ってくださいね!」

という感じの気さくな返答である。

しかし、気さくな返答よりも、チャイルドシートが1台しかないことのほうが事は重大である。いきなり話が違っているではないか・・・。とはいえ連絡を取ってしまった以上、ここで断るのも気が引ける。チャイルドシートは持ち込むことして、予約リクエストを送ることにした。

数回のやり取りを経て、土曜日の朝9時から日曜日の夜10時までの予約がめでたく成立したのである。

旅行は2週間先の話である。それまでの間にいくつかの気をもむ出来事がおきた。

  • 友人の息子が胃腸炎にかかり、旅行当日までに様態がはっきりしなかった。
  • エニカのキャンセル料は前日までは無料だが、オーナーに直接連絡しなければならず、気まずい。
  • そうこうしているうちに我が息子も風邪気味になり、何とか回復してくれと祈るばかりであった。
  • オーナー側の予定で、子どもの学校行事に参加しなければならなくなり、貸出時間を1時間早めてもらいたいとのこと。断るわけにもいかないので承諾したのだが、朝が早すぎて取りに行くのが面倒になってきた。

そんなこんなで前日を迎えたわけであるが、二人の子供の体調はめでたく戻り、オーナーの学校行事も予定が変わって従来通りの時間でOKとなったので、当初の予定通りに借りることとなった。

やはり個人間でシェアする分、余計がやりとりが発生するうえに、そこに人情が挟み込まれる。これを煩わしいと思ったり、リスクととらえる考え方もあるので、自分の都合をよく考慮してから利用すべきだろうと感じたのであった。

(つづく)