エニカを使ってみた話

11月末に友人の家族と長野に行った時のことである。

この男はクルマを所有しておらず、一緒に近場を移動するときなどは、細君が娘を抱っこして、主人が息子を抱っこして、後席にぎゅぎゅうで移動していたものだが、さすがに高速に乗って長距離を移動するとなるとそういうわけにもいかない。ペーパードライバーにいきなり運転させるのも忍びないので、エグザンティアは留守番させて、レンタカーでミニバンでも借りることにしたのである。

しかし、ミニバンは意外と高いのである。一泊で借りたら3万円はくだらない。それにガソリン代まで加えたらとんでもない数字になってしまう。

フィットなら安いから、別々に行こうか・・・などとは今さら言えないので、なんとか安く借りられる方法はないかと探していたところで、個人間カーシェアリングのエニカとカレコカーシェアリングが候補に挙がったのであった。

エニカのケース

早速アプリをダウンロードして、自宅近くで貸してくれる人を探してみると、自転車で15分くらいのところでアルファードを貸し出している人を発見。

  • 2004年式の8人乗りアルファード
  • チャイルドシート、ジュニアシートが2つ付く
  • 丸二日で車両代金が1万円。保険は3800円。ガソリン代は別途(推定6000円)。
  • 合計2万円(車両保険の免責10万円)

カレコカーシェアリング

タイムズだと月額料金が発生してしまうため、基本料金無料のカレコで検索。徒歩5分くらいのところにステーションがあり、ステップワゴンが借りられる。

  • 2017年式の8人乗りステップワゴン
  • ジュニアシートのみ付属
  • 36時間で1万8000円(保険込み)、距離料金が18円/キロ(推定9000円)。新規登録クーポン利用で-2000円。
  • 合計2万5000円(走行可能であれば車両保険の免責はなし)

双方の懸念

  • エニカはメッセージアプリで直接オーナーとやりとりが必要なので気を遣うし、手間になる
  • エニカは万一こすったら10万までは自己負担
  • カレコは、もし36時間で戻ってこられなければ、追加で1時間800円ほど料金がかかる
  • 子供が3人乗るので、カレコはチャイルドシートを自分で2台持ち込まなければならない
  • エニカよりもカレコのほうがクルマは新しくて乗りやすそうだ
  • カレコは子供が風邪をひいて旅行が中止になっても、直前までキャンセル無料。一方エニカも無料だが、オーナーに連絡しづらく、評価も下がってしまいそう。

差額は5000円で、2家族で割れば実質2500円。どちらを選んでも良い面・悪い面が存在する。さんざん悩んだ挙句、単純に安く、時間制限がない、それに重たいチャイルドシートを2台も持ち込まなくてよいということが決め手となり、今回はエニカで行ってみることにしたのである。

 

(つづく)