AL4には悩まないようにすると決めた話

甘木さんのお店は埼玉にあるので、クルマで1時間ほどかかる。いつもの調子だと30分ほど走れば、ギアが1速にドカンと落ちはじめるので、ちょうど症状が出たところで診てもらえるはずだ。

そう考えて車を走らせていると、やはり30分くらいしてノロノロ運転になったときに、軽めのショックでギアが1速に落ちた。いよいよ始まったかと思って運転を続けていたのだが、どうしたことか今日に限ってそれっきり静かなのである。結局エグザンティアはスムーズなギアチェンジを続けたまま、気持ちよく目的地に到着してしまったのである。

しかし、せっかく来たのだから事情だけでも話していこうと中に入ると、ちょうど前期型のエグザンティアが停まっていた。

「もうこんな漏れるクルマはさんざん。高速乗って出かけるなんて怖くてできないわ。いつ壊れてまわりに迷惑かけるかわかりゃしない」

とオーナーの声。

「そんな、走っていて急にってことはないと思うけどな・・・」

これは甘木さん。

「いや、もう信用できない」とオーナー。

「大丈夫ですよ。うちで修理しますから」とカレーのお兄さんがLHMを持ってきてトランクに入れている。

文句を言っている割に楽しそうなオーナーは、そのまま乗り込んで帰っていった。

うん、前期型は初めて見たが、やはり私は、フロントにボリューム感がある後期型のほうが好みである。それにエンジン音も後期型のほうが良い。去っていく前期型を見送りながら、後期型にしてよかったとあらためて思った。

さて、甘木さんに事情を話すと、シフトのインジケーターのところが点滅してセーフモードになったかを聞かれたが、それはなかったと答える。

そうなるとコンピューターリセットにともなって、オートマが学習中なのかもしれない。しばらく様子を見ながら、やさしくアクセルを踏むようにとアドバイスされた。

ついでに、納車時に発注していたエアコンのスイッチが届いていた。このエアコンのスイッチ、押したっきり、もどらなかったのである。

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工賃はサービスしてくれたが、部品代は税込みで約6000円と高い。別に戻らなくてもたいした不都合はなかったが、せっかく注文してくれたので交換する。

さて、問題のオートマは、やはり帰りに渋滞にはまって、ドッカンドッカンと1速に入る症状が発生してしまった。

しかし、これくらい超然とやりすごさねば、これから先乗りこなせない。そう悟った私は、スノーモードにすれば1速に入らずに2速発進できるという某掲示板から得た情報にしたがい、渋滞でショックが出たらスノーモードボタンを一発押してやり過ごすことに決めたのである。