エグザンティアのリアガラスにカーフィルムを貼った話(3)

思わぬ手違いから、再びリアガラスにフィルムを貼ることになったのだが、1回目はすでに惨憺たる結果に終わっている。

それで、2回目は上達して完璧に仕上げられるだろうなんて、虫のいい話を想像しているほど馬鹿ではない。

しかし、まったく勝算が無いなかで、2回目に挑戦しようなんて思うような馬鹿でもない。

前回の失敗から、私はあることを学んだのである。

 

貼り方を紹介している動画を何度も見て、頭に叩き込み、それと同じようにして、、、

というのが、そもそもの失敗の始まりである。

動画で紹介している相手はプロである。素人がプロの真似をして同じことをしても、そんなに簡単に上手くいくはずがないのである。

まずは己を知ることが大切だ。プロのように完璧に貼ろうとしてはいけない。

素人は素人なりに、満足いく出来栄えを目指さなければいけないのである。

 

前回貼った経験から、一番難しかったのが、両サイドと下の部分である。

フィルムは窓ガラスのサイズぴったりにカットされているので、この隅っこの部分がうまく貼れず、しわができてしまうのである。

ここをきれいに貼るのがプロの技なのだろう。

では技を持たない素人はどうするか、、、

際の部分は、きっぱりとあきらめることにするのだ。

 

というわけで、せっかくきれいにカットしてもらったフィルムを、さらに一回り小さく、カッターを使ってカットしてから、施工を始める。

際の部分を気にしなくてよくなった分、施工が格段にやりやすい。

あれだけしわが目立っていたリアガラスも今度はきれいに貼ることができた。

もちろん際をカットしてしまったので、隅の方までは貼れていないのだが、自分で貼ってこの出来であれば、私としては十分に満足である。

これが嫌なら、もうプロに頼むしかない。

 

 

貼った後の効果はというと、まずはまぶしさを解消できるかという点については、あまり効果は期待できそうもないのだが、スモークを貼ったというだけで、家族の評価はすこぶる良くなった。

透過率が50%のライトスモークを選んだが、これ以上スモークが濃くなると、エグザンティアに似つかわしくはないので、これくらいでちょうどよい。


赤外線カットの断熱効果については、次の夏を待つしかないだろう。