閉店間際のカレー屋のカウンターには、私のほかにお客はいなかった。メニューを手にして悩んでいると、奥から声が聞こえてくる。 「どうする? もう切り上げてもいいんだよ」 「いえ・・・大丈夫です・・・」 顔をあげると、インド人のマスターと中国人らし…
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